No.3「受け渡し」実践

2015/11/06

タオル練習でコマンドが理解出来ていれば、思ったよりスムーズに放してくれるでしょう。
以前に比べれば格段に早くディスク回収が出来るはずです。
そして、放したディスクをまたすぐに咥えさせてやり、また放させます。
放してもまた手に入る、次が出てくると理解させれば、受け渡しは上手く行き始めます。
一枚に執着して、何処かへ逃げてゆっくり噛みしめる間を与えない事も大切です。
獲物は奪うのではなく、与えられるのだと犬が理解する事が重要なのです。

ところが、今まで最高の獲物、噛々オモチャの最高峰!と思っていた場合は、
タオル練習の成果も雲散霧消。
幾らやってもディスクはボロボロになるし、ボロボロにする事に夢中になって元の黙阿弥。
そんな時には仕方が無いので壊れないJAWZを使いましょう。
いつもと微妙に違う噛み心地、噛んでも歯が入って行かないもどかしさ。
これで比較的楽に短い時間で口から放してくれるはず。
ただし、あくまでじっと待って、自ら考える時間を与える事を忘れずに。
連呼したくなるコマンドも飲込んでください。
引っ張りたくなる手もじっと持ったまま動かないでください。
またこの時、前後の引っ張りっこは決してしない事。
ディスクの所有権争いにならないよう気をつけてください。

そして、放してくれたら短い誉め言葉を付け加えてコマンドを発しましょう。
行動にコマンドを後付けして、やった事とコマンドをしっかり関連付ける事が、
執着心の強い犬には特に重要です。